前回は流体の圧縮性と非圧縮性についてで、熱対流を計算する場合は非圧縮性では再現できないことをお話させていただきました。
今回は非圧縮性を使った温度変化を解析する方法についてお話をさせていただきます。
温度差が小さい自然対流の問題という限定された現象で、ブシネスク近似という方法を利用すれば非圧縮性でも熱による対流が解析できます。
ここで、温度差が小さいとは、密度変化が無視できる範囲という意味です。
ブシネスク近似を使用した場合に圧縮性との違いについて、熱対流の事例でよく知られたキャビティ流れのモデルを用いてご説明させていただきます。
技術者コラム
ブシネスク近似による熱対流解析
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